淀川マラソン2017 レース編

淀川マラソン
ひさしぶりに出場してきましたこれまでもたくさん出てきたのですがこれで5回目うち3回は2位までにはいって北朝鮮!もとい鴨緑江丹東マラソンに出場させてもろてます

ご存知の通り!国際派のわたしひさしぶりに中国遠征もいいでしょう
バッチリ2位に入りましょう
さて前日受付をすませメンバーを見る
ここからすでに情報戦という戦いは始まります
私と同じ集団を形成するであろうメンバーつまり3分半で推せる力がありそうなメンツをみきわめます
二年前の大阪マラソンでバッチリ最後にさされましたモリカワさん最近絶好調で私の企画するシェフの気まぐれ練習レースではテーブル係を家族で務めてくれてますデンノさんヒガシコゾノさんあとはフリーマックスのスピカさんフルやにウルトラか?!ってでかいリュックがトレードマークのイデグチサン
そして最大の脅威秋田のプチ実業団陸上部市役所の箱根ランナーの名前がある
オッズはこんな感じか?
スタート地点
ヒラマス面々で並びます
このレースは聖戦福岡国際への模擬戦みたいなもんです
上手く練習して脚を残しつつも2位に入りひさしぶりに北朝鮮〜中国丹東への切符をゲットしましょう!
スタート予定通りの面々で集団3分半くらいで集団形成「箱根の子はきませんね?!」
どうやら秋田からの遠征は辞めたのか集団に躍り出ません
そりゃそうですね秋田から何万もかけてわざわざ来てもこんな河川敷の泥田も走るコースやったらやる気が落ちますか(笑)
集団は淡々と3分30で無難に進みます
枚方の折り返し10キロ通過は35分ちょい
うん順調
先頭はモリカワさんがガンガンひいてくれますさらにイデグチサンがしかけるように発作的に前にでますが徐々に集団がまとまり
私スピカさんモリカワさんデンノさんイデグチサン
この五人に先頭は絞られました
ハーフ通過も1時間13分50くらいで順調な流れ
25キロ地点毛馬の水道橋を渡るこの時点でデンノさんが家族の応援を背に受けて仕掛ける!おお!
仕掛けるの早いけどいい布石になりそうだ!
と、後ろからニヤついて準備をしている私の脚全体に異変が!

脱水で脚がつり始めました!
な、なんとここからなのに
つり始めたのは私のアキレス腱の上部さんとう筋の右後ろのやつか?
ここからは頭脳戦だ切り替えろ!つかう筋肉を変えればよいのだ
サロマで使いまくった人間のもつ最大の太さの筋肉
つまり太腿のしとう筋に神経を集中する
ピッチを思い切り早くする

が、ダメ!つった足は治らん
そもそも脚がつる理由
主にミネラル不足によるイオンバランスの低下電気分解ができなくなっていることが原因にあります
+イオン糖分鉄亜鉛
−イオン塩カリウムその他
やったか?
塩を給水で拾う
なんとか唇ボロボロにしながら塩をナトリウムとして精製
持っていた最後のゼリーで糖分追加
しかし給水で取りまくりスポドリだけでは電解質が追いつかない

ついに28キロ地点
前のめりに倒れ込む
しとう筋もさんとう筋も共に右足がつってしまった
後ろからモリカワさんも潰れてて追いかけてくる「まえちゃん大丈夫か?!」
つりました!そっちは?
「おう!俺は売り切れたわ!」

ああ
行ってしまわれた
暫定五位だがこのままでは後続に食われる
ここで2分ほど脚を治すため留まる
「君大丈夫か?!」
大会運営の人っぽい

大丈夫です
俺は歩きだす
もはや皆は前に向かっていってしまった私だけはここにとどまり前に進めない
間もなく群衆の海が私を飲み込むだろう
それは
大自然や大海の中で敗北者が動物という有機物を再び有機物として分解してゆく自然の流れよろしく
俺は群衆に分解されて
それで消えるだろう
「それでいいだろうか?」
無機物が有機物を生み出したこの宇宙で
人間が動物が生命たる価値はなんだろうか?
価値は?
遺伝子を書き換え最強に成長することにある
人より多少の動物よりも
早くなるそれだけだ
もう一度行ける!脚をみる
つっているがこれを治せばすすめるはず
考えろ今は速く走れる脚を取り戻す事だけを考えろ
バカにされる!みんなにバカにされるよ!
とくに!リュックに負けるには絶対に嫌だ

私の脚がつる理由
それはすで述べました電解質のバランス崩壊に原因があります
じゃあ水でも飲めばとそんな単純なものではない
今の俺がどうしても手に入れないといけないもの
それは一つ

カリウムだ!

カリウムは汗を精製する上で水と塩と糖質の次に必要で欠かせないもの植物由来の素材エイドにはなかなかないどうやって手に入れようか
そのへんにはえる草や動物を狩って得られるなら得るべきである!が、淀川の落ちかえし野球場にそんなものはない
そういえば後続で追っかけてくるハシモッチがゼリーを10個以上ポーチに入れていたなちょうど最近恨みもあるし襲って奪おうか!いや、確かそれは法律でだめやったきがするそもそも五分くらいはまてへん
まよう
カリウムを探しまどう俺の視線の先に
30キロ地点!
みかん!

あった!ミカンを十個分くらいくって皮を吐き捨てるを繰り返す
戻った!脚が脚のつりが
軽減された!キロ四を取り戻す
吐いたみかんがヘンゼルとグレーテルみたいに俺の足跡をつくる32キロ地点
さっき倒れてて係員のおっちゃんに話しかけられた地点
何やら救護車が止まっている何かな?
「すいません!この辺りにさっきまで倒れてた方がいると聞いたんですがみかけませんでしたか?!!」
い、
いや!知りませんよ!
俺以外そんなやついなかった(笑)

さて!ガンガン行くぜ!
35キロでモリカワさんにおいつく

が38その勢いでタジリさんにかわされる
つった足は容易には回復はしなかった順位そのまま

五位で2時間34分後半かかりました
脱水症状の恐ろしさを味わいました
よく盛ってんね!といわれる俺のブログですが今回はノンフィクションなかんじで内容には自分との戦いには耐えた?かと満足してます


福岡国際に向けてはそう満足してはいられまへん脚が疲労が抜けないとか坐骨神経痛だとか
それを決めるのはそもそも俺ではなく
福岡国際の神様が決めることであって俺は明らかに走行距離という祈りが圧倒的にたりませんでした
もう一ヶ月ありませんが福岡国際にむけ日々の平均距離を30キロ維持することをここに宣言します

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