福岡国際マラソンに憧れたり
出たいという人もこのブログ読む人にはいるようなので
この大会の流れをいいますと
11/30今年は土曜の前日が11月です
大阪マラソンみたいに前日受付をしないといけないので、京都のメンバーで受付をします
前日受付を16:00-19-00
今年はAのユニフォームチェックが厳しくて
ユニフォームにシールはられてしまいました。。。
せっかくサイズ図って社名変えたのに残念
そして当日は
福岡国際マラソンは例年十二時十分スタートですので
九時半までにスペシャル預けます
A選手もB選手も控室が提供されます
次は
10時半に1次コールがあります
去年コール知らない人がいてコール漏れして走れなかったという事を聞いたので
オーストラリアの選手が分かってなさそうなので
英語で話かけました
「We need bib check.do you know?it’s Be started」
わかってたらしい
俺の英語あってたかな。。。
トイレはもちろん待ち時間ゼロ
競技場ではアップができます
11時をすぎると
お昼に合わせて選手達はドタバタ始める
私はこんな感じでスマホでEDM聞きながら周りの音は完全にシャットアウト
この一年間練り上げた福岡国際への鍛錬の結晶を作り出すために時間を遅く感じる為に集中力をためます
アインシュタインの相対性理論で光の速度は一定だが、時間と空間の概念は一定では無いことが証明されました。つまり精神を研ぎ澄ませば同じ1秒でも体感速度的に2秒や3秒に伸ばす事ができるはずです。
雨粒、汗、腕振りの一挙動から、脚の筋肉筋の一つ一つの移動まで
全てをこの2019年12月1日12時10分からフル稼働させます
故障は続いたが、それでも福岡国際を目指した証になるような走りがしたい!
脚の肉離れになりそうになる感覚や
これまでにギリギリのギリギリであげられたペースから
それは2時間27分きるくらいだと判断しました
つまり3分26-29秒ペースで押しきれば良い事になります。
レース前
競技場で福岡のノモトさんが話かけてくれました
「まえちゃん!今日はAぎりで行ってくれるんだろ?絶対いっしょだぜ!それより早く走っちゃだめだよ」
私が22歳で走った時からずっと同じ会社で、人生のアドバイスも何度もくれた先輩です。一緒に行けることが楽しみで嬉しい
そして11時45分くらいになると
最終コール
平和台競技場のSTART地点に並ぶ
最後の流しをしていたら
広島の最年長参加48歳のフジノさんにもお会いしました!
「まえちゃん!走れとるんかいね?!俺は今年はもう角番じゃいの」
いつもの優しい広島弁
今年は故障もあったので2時間27分きる感じで3分20後半で推します!野本さんも一緒です。一緒に行きませんか?
「ありがたいじゃけど、俺はそれでもいつもの3分20で突っ込むレースがしたいんじゃわ」
声が少し震えていた
これで失敗したら最後なんだ
有効期限2年間の福岡国際Aはこれで無くなってしまう。
でも戦いたいんだ
いつものレースがしたいんだ
十年前、2011年くらいの話
広島の3人が特に全国でも特に強くて
タカダさんや他の速い人と飲むと皆はいつも俺に言っていたんだ
「2時間20分を切りたかったら競技場をでて広島のフジノさんヒガシさんヒラカキウチさんを追うんだ!皆3分20で入ってそのまま耐えてゆく!日本一タフな集団できるよ!」
そう言っていた先輩達は運悪く故障したり
人生模様が変わってここにはもう居なかった。
2019年
平和台陸上競技場のSTART地点に居るのは
故障で上手く走れない私と
48歳のフジノさんだった
私「それが。。。。
それが私が十年以上追いかけたフジノさんの背中ですよ!」
「良かったわ〜!メッチャ行けるか不安やったんやがまえちゃんにそう言われたら勇気でたわぁ〜!話せてよかった〜」
そう話す震える手には福岡国際2009年の参加賞だったレーシンググローブが装備されていた
福岡国際も十年前から居る人なんか数えるくらいしかいない
世界も変わってしまった。
マラソンはブームになって靴でタイムは稼げて
レースに出る事で小銭も稼ぐ話もでてきた
だけどこの人と私は
十年以上、何一つ変わっていなかった
酒なんかそもそも飲む必要なんか無かったんだ
もっと速くに気づけなかった私は馬鹿だった。
俺は福岡国際を目指してる時点で一人じゃなかった
私は、
これから大量に消費する予定の貴重な水分を目から使ってしまって困ってしまった。残念だけど冷静に俺は俺と向き合い
誰であっても記録が目的なので一人でも多く抜いてゴールする
だけどこの時に決めた
30㌔まではこの人のレーススタイルみたいに、
損得なしに自分の設定タイムで完全に引っ張りきる
START地点に今年も立てた
12時10分
雷管が撃たれ
2019年今年の私の生き方示すゲームが始まる
競技場をノモトさんと飛び出してゆく
後編につづく
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